UbuntuやDebian、およびこれらをベースとしたLinuxディストリビューションに「日本語マニュアルページ」をインストールするには、以下のコマンドを実行します。
sudo apt install -y manpages-ja manpages-ja-devこれで、ロケール環境変数（LANGなど）に「ja_JP.UTF-8」などの日本語ロケールが設定されていれば、manコマンドで日本語のマニュアルページが表示されるようになります。たとえば、以下のコマンドを実行するとdateコマンドのマニュアルページが表示されます。
man dateただし、マニュアルページが日本語に訳されていないコマンドを指定した場合は、英語のマニュアルページが表示されます。
コマンドの出力する言語などを設定する「ロケール環境変数」については、以下の記事で詳しく解説しています。
「ロケール環境変数」の種類と優先順位まとめ【LC_ALL・LC_*・LANG・LANGUAGE】
Linuxにおいて、アプリやコマンドが処理／出力する言語および時刻や日付、通貨などのフォーマットは、「ロケール」により決定されます。そしてロケールは「ロケール環境変数」によって設定されています。このページでは、ロケール環境変数の種類と、優先...
linuxfan.info
2018.08.11
なお、日本語のマニュアルページは内容が古かったり、翻訳が分かりにくかったりすることもあります。そんな場合は、以下の例のように頭に「LANG=C」を付けてmanコマンドを実行し、英語のマニュアルページを参照すると良いでしょう。
LANC=C man dateただし、「~/.bashrc」などで環境変数「LC_ALL」に「ja_JP.UTF-8」が設定されている場合、上記のコマンドを実行しても日本語のマニュアルページが表示されます。その場合は、以下のように「LC_ALL=C」を頭につけて実行します。
LC_ALL=C man dateなお、コマンド文の頭で環境変数を指定して実行した場合、影響を受けるのはそのコマンドだけです。実行しているシェルの環境変数は変わらないので、次に実行するコマンドに影響はありません。
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