(2023年追記)この記事で紹介している「youtube-dl」は開発が停滞しており、多くのサイトで動作しません。これからインストールするなら、派生版の「yt-dlp」をお勧めします。Linuxへのインストール方法は、以下のページを参照してください。
Windowsへのインストール方法は、以下の記事で解説しています。
(以下、古い内容)
Linuxで「youtube-dl」コマンドを使って動画をダウンロードしようとすると、以下のようなエラーを出力して終了する場合があります。
$ youtube-dl aAAaaAAAAaA
[youtube] aAAaaAAAAaA: Downloading webpage
[youtube] aAAaaAAAAaA: Downloading video info webpage
ERROR: aAAaaAAAAaA: YouTube said: Invalid parameters.
以下のようなエラーが出る場合もあります。
$ youtube-dl aAAaaAAAAaA
ERROR: No video formats found; please report this issue on https://yt-dl.org/bug . Make sure you are using the latest version; see https://yt-dl.org/update on how to update. Be sure to call youtube-dl with the --verbose flag and include its complete output.
こうしたエラーは、youtube-dlのバージョンが古く、YouTubeなど各動画サイトの現行仕様に対応していない場合に発生します。そのため、最新のyoutube-dlをインストールすることで解決します。
各ディストリビューションの公式レポジトリからyoutube-dlをインストールしている場合は、まず削除しましょう。UbuntuでAPTを使ってインストールしているなら、以下のコマンドで削除できます。
sudo apt remove -y youtube-dl
youtube-dlコマンドの実行には、「python」コマンドが必要です。「/usr/bin/python」や「/usr/local/bin/python」がインストールされていない場合は、インストールしておく必要があります。Pythonのバージョンは2でも3でも問題ありません。
Ubuntu 18.04 LTSや20.04 LTSの場合、デフォルトでインストールされるのは「/usr/bin/python3」なので、このままでは動作しません。以下のコマンドで「/usr/local/bin/python」にシンボリックリンクを作成すれば、動作させることができるようになります。
sudo ln -s /usr/bin/python3 /usr/local/bin/python
他に、「python」パッケージでPython2をインストールする方法もあります。Ubuntu 20.04 LTSなら、「python-is-python3」パッケージをインストールすることで、「/usr/bin/python3」へのシンボリックリンク「/usr/bin/python」を作ることもできます。
pythonコマンドが準備できたら、以下のコマンドで最新のyoutube-dlコマンドがインストールできます。
sudo wget https://yt-dl.org/downloads/latest/youtube-dl -O /usr/local/bin/youtube-dl
sudo chmod a+rx /usr/local/bin/youtube-dl
hash -r
なお、一度この手順でインストールすれば、以降は以下のコマンドで最新版にアップグレードできます。
sudo youtube-dl -U
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