Ubuntu 17.10による「BIOS破壊」に回復手段発見か?「回復できた」との報告複数あり!

2017年12月28日

(1月6日追記)
新しい復旧手順が公開されています。このページで紹介した復旧手順では回復しなかったPCも、以下のページで紹介している方法で回復できるかもしれません。


(追記ここまで。以下は古い復旧手順です。)

Ubuntu 17.10による、「一部のノートPCでBIOSの設定変更およびUSBメモリなどからの起動ができなくなるバグ」についての続報です。バグの詳細については、以下の記事を参照してください。

12月25日にリリースされたLinuxカーネル「バージョン4.14.9」をインストールすることで、「破壊」されたBIOSが回復したという報告が出てきています。詳しくは以下のリンク先をご覧ください。

12月27日(日本時間)から報告されはじめ、28日未明時点で「回復した」という投稿が続々と寄せられています。ただし「回復しなかった」という投稿もあるため、すべてのPCで回復するのかは現在のところ不明です。

紹介されている復旧までの手順は以下の通りです。

1. 「Ubuntu Kernel Update Utility (Ukuu)」をインストールする。

最新のカーネルを簡単にインストールできるソフトです。以下のコマンドを実行してPPAを追加し、インストールします。

sudo apt-add-repository -y ppa:teejee2008/ppa
sudo apt update
sudo apt install -y ukuu

2. Ukuuを起動し、「Linux 4.14.9」をインストールする。

「Linux 4.14.9」を選択し「Install」をクリック、インストールを完了させます。

3. 「Linux 4.14.9-generic」でUbuntuを起動する。

起動時にGrubのメニューで「Advanced options」→「Ubuntu GNU/Linux, with Linux 4.14.9-generic」と選んで起動します。

4. 再起動し、BIOSに入り、設定を変更して保存できるか確認する。

私の手元にはバグの影響をうけたPCが無いため、実際に回復できるかどうかは確認できていません。

上記の手順を試した方は、ぜひ本記事へのコメントで結果を教えてください。