CentOS 7のISOイメージには、「DVD」「Everything」「LiveGNOME」「LiveKDE」「Minimal」「NetInstall」といった種類があります。
本記事公開時点で、ダウンロードサイトには以下のように「DVD ISO」と「Minimal ISO」のリンクがあります。
また、ミラーサイトをブラウザで開くと、別の種類のISOもダウンロードできます。以下の画像は、本記事公開時点でCentOS 7の最新安定版である「7.6-1810」のx86_64用ISOのディレクトリにアクセスしたところです。
これらのイメージには、以下のような違いがあります。目的に応じたISOイメージをダウンロードし、USBメモリに書き込むなどしてインストールに利用できます。
DVD ISO
インストーラーからインストールできる全てのパッケージが収録されているISOイメージです。インストール時、使いたい機能を選ぶことで適切なパッケージがインストールされます。多くの場合、このISOイメージを使うのが良いでしょう。
Everything ISO
CentOS 7の全パッケージを含むISOイメージです。このイメージを使えば、インターネットに接続していなくても任意のパッケージをインストールできます。ただしDVDには入りきらないので、16GB以上のUSBメモリに書き込む必要があります。
LiveGNOME ISO
PCにインストールする前にCentOS 7のGNOMEデスクトップ環境を試すことができるISOイメージです。PCにインストールすることもできます。ただし、インストールするパッケージの変更はできないので、GNOMEデスクトップ環境ごとインストールすることになります。インストール後にパッケージの削除や追加を行うことは、もちろんできます。
LiveKDE ISO
PCにインストールする前にCentOS 7のKDEデスクトップ環境を試すことができるISOイメージです。PCにインストールすることもできます。ただし、インストールするパッケージの変更はできないので、KDEデスクトップ環境ごとインストールすることになります。インストール後にパッケージの削除や追加を行うことは、もちろんできます。
Minimal ISO
CentOS 7のベースシステムに必要な最小限のパッケージだけをインストールするためのISOイメージです。インストール後、必要に応じて自分でパッケージを追加したい場合に適しています。
NetInstall ISO
インストール時、必要に応じてネットワーク経由でパッケージを取得するISOイメージです。最もサイズが小さくなっています。LAN上にCentOSのローカルミラーがある場合に適しています。
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