UbuntuやDebianでは、パッケージの管理に使う「apt」コマンドを使って、各パッケージのソースコードのダウンロードと展開が可能です。
ただし、「ソースコードリポジトリ」を有効にしておく必要があります。
Ubuntuデスクトップを使っているなら、「ソフトウェアとアップデート」アプリを開きます。以下の画像のように「ソースコード」に印を入れ、「閉じる」をクリックしてソフトウェア情報を再読み込みしましょう。
Ubuntuサーバーの場合、「/etc/apt/sources.list」をテキストエディターで開いてください。編集にはroot権限が必要なので、「sudoedit」を用いるのも良いでしょう。
「deb 」で始まる行がバイナリパッケージのリポジトリ、「deb-src 」で始まる行がソースパッケージのリポジトリです。コメントアウトされていない「deb」行を探し、その下の「deb-src」がコメントアウトされていれば行頭の「#」を削除して外しましょう。
編集後、以下のコマンドでソフトウェア情報を再読み込みしましょう。
sudo apt update
ダウンロードしたパッケージを展開する場合は、「dpkg-dev」パッケージのインストールが必要です。以下のコマンドでインストールしましょう。
sudo apt install -y dpkg-dev
これで準備は完了です。ソースパッケージのダウンロードと展開を行うディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行します。
apt source パッケージ名
以下は、bashパッケージのダウンロードと展開を行う例です。
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