Googleドライブは便利なストレージサービスであり、私たちは日々の業務やプライベートで様々なドキュメントを保存し、共有するために使用しています。しかし、Googleドライブには多くの機能があり、その中には一見してその存在や役立つ用途が分からないものも含まれています。今回は、その中でも特に「フォルダID」という概念に焦点を当て、その意味と役割について説明します。
本記事の要点は以下の通りです:
- フォルダIDとは何か
- フォルダIDが必要な理由
- フォルダIDの見つけ方
フォルダIDとは
Google Apps Script(GAS)などでGoogleドライブを利用しようとすると、フォルダの指定に「フォルダID」を求められることがあります。GoogleドライブのフォルダIDは、Googleドライブ上の特定のフォルダを一意に識別するためのユニークな文字列です。これはURLの一部として表示され、それぞれのフォルダに固有のIDが割り当てられています。
フォルダIDが必要な理由
フォルダIDは、特定のフォルダへの直接的なリンクを作成したり、Googleドライブ上のフォルダ構造をプログラムで操作する場合などに必要となります。これにより、ファイルのアップロードやダウンロード、フォルダの作成や削除など、具体的なアクションを特定のフォルダに対して実行することが可能になります。
なぜ「パス」ではダメなのか?
従来のファイルシステムでは、「フルパス」や「相対パス」を使ってフォルダにアクセスします。なので、「なぜGoogleドライブを操作するにはフォルダIDが必要なのか?」と疑問に思われる方も多いでしょう。これは、Googleドライブがクラウドストレージの特性を活かした設計となっており、同じ名前のフォルダが複数存在することを許容したり、ファイルやフォルダの場所を動的に変更できる柔軟性を持たせているからです。これを実現するため、Googleドライブでは「パス」とは別に、フォルダやファイルが一意なIDを持っています。
フォルダIDの見つけ方
フォルダIDを見つけるには以下の手順を行います。
- WebブラウザでGoogleドライブを開き、IDを見つけたいフォルダを開きます。
- ブラウザのアドレスバーを確認します。URLの “drive.google.com/drive/folders/” の後に続く一連の文字列が、そのフォルダのIDです。スクリプトなどにコピー&ペーストして使うことができます。
フォルダIDは、Googleドライブの使用において非常に重要な概念です。特定の操作を行う際には、このIDの存在を念頭に置いておくと良いでしょう。
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