Linuxの端末で、ファイルを変更する前に「ファイル名.bak」や「ファイル名.old」といった名前でコピーしておきたいことがあります。
そんな時、普通なら以下のように実行します。
cp /path/to/file/name.txt /path/to/file/name.txt.bak
これは、「ブレース展開」を使って以下のように短く書くことができます。この書き方なら、ファイルパスを2回書く必要が無くなります。
cp /path/to/file/name.txt{,.bak}
この例の「/path/to/file/name.txt{,.bak}」は「/path/to/file/name.txt /path/to/file/name.txt.bak」に展開された後、実行されます。
ブレース展開を含む、Bashによるパス名の展開については、以下の記事で詳しく紹介しています。
Bashによるパス名の展開まとめ
コマンドに複数のファイルを一括で指定するときによく使われる、Bashによるパス名の展開についてまとめました。
パス名展開
Bashは、コマンドの引数に「*」「?」「[」が含まれていると「パターン」とみなします。パターンにマッチするファイル...
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